えぇぇぇ~「手放す」と、想像できないものが入ってくる ①
30代の頃から僕はず~っと、仕事について悩んでいた。
不満はなかったが、満足することもなかった。
常に、『もっと、自分に合った良い仕事があるのでは?』と
思っていた。
目標を持っている、売れないミュージシャンやお笑い芸人が
その道を突き進み、一流のミュージシャンや売れっ子芸人に
なっていく姿を見ては、いつも羨ましく思っていた。
そんなある日、心理学を学んでいた僕は、「仕事でうまくいって
いないのは、家族関係に何かしらの問題があるから」と教えられた。
なるほど、確かに僕は小さい時から、父とは家にいても、ほとんど
会話がなかった。
なぜなら、父は昔から喜怒哀楽を表に出さず、何を考えているか
全くわからなかった。
嫌いというか、近寄り難いのでさけていた。
そんな父と、もっとわかり合いたいと思い、コミュニケーションを
積極的にとったり、心理学的なアプローチを数年、行った。
しか~し、結果は全く改善されなかった。
相変わらず、会話が全くなく、能面のような顔の父に、僕は
うんざりして、もうどうでもよくなって
『もういい、父との関係は改善されなくてもいいや~』
『もう、知らね』と
改善したい気持ちを手放した。
そして、積極的にコミュニケーションをとることや
心理学的アプローチを全てやめた。
すると、1週間も経たないうちに父に変化が・・・
つづく