えぇぇぇ~「手放す」と、想像できないものが入ってくる ②
父と、もっと良い関係を築きたい気持ちを手放してからは
ただ、普通に過ごしていた。
もう、どうでもよくなったので気も楽になり普通に
父と接していた。
それから3日後くらい経って
父はいつも、決まって17時過ぎから1人で晩酌を始める。
しかし、今日はどういう訳か晩酌をせず、テレビを見ていた。
僕『あれ、今日は晩酌しないの?』
父『おう、今日は〇〇〇(僕の妹)を駅まで迎えに行くから
まだ、飲んでいない。』
僕『えっ、そ、そ、そうなんだ・・・(汗)』
僕はビビった。
なぜなら、 父は今まで何であろうと自分のペースは崩さない人だった。
毎日の晩酌をやめて、駅まで迎えに行くことなんて、まずありえなかった。
唖然とした僕を父は不思議そうに見ていた。
それからというもの、父は変だ。
いつもは、こちらから挨拶をしないと、返さない人だったが
父から挨拶をしてくることもあったし、話をふってくるときもあった。
あれだけ何年もかけて、父とわかり合うために、あの手この手を使っても
全く変わらなかったのに
『もういい、父との関係は改善されなくてもいいや~』
『もう、知らね』と
手放しただけで、現実が変化している。
あの、能面で感情に乏しく、自分のペースを崩さないカタブツが
優しく、人の気持ちを考えられるお方に変わるなんて・・・
『Why! Japanese People!』
これまでの、オレの費やした時間と労力を
『返せや~!!』